新着記事
SKE松村香織さんの履歴書情報をメイドカフェが暴露、法的には「問題あり」
SKE48の松村香織さんが過去にアルバイトとして働いていたメイドカフェが、松村さんが当時履歴書に書いた内容の一部をTwitterに投稿し、波紋を呼んでいる。
松村さんは2月5日に卒業コンサートに出演。これを受けて、店は松村さんがバイトに応募した際に書いた応募動機や、バイト歴、好きなアニメ作品などを投稿。
これに松村さんは「私の卒業ニュースに乗っかって12年前の履歴書の内容を晒すという圧倒的なルール違反をしているの凄すぎる。当時の家の住所など色んな個人情報を未だに保有されていると思うと、気持ち悪いし怖いです」と怒りを示した。
松村さんの抗議に対して、店は「なお、プライバシー権とか言い出す人がいたけど、芸能人については引退するまでは、プライバシー権については、ほぼ存在しない 文句を言うのは自由だけど、何も悪いことをしていないし、法律にも違反していないよ」 などと反論。その後、ツイートを削除した。
今回の店側の投稿は、本当に「法律にも違反していない」のか。芸能事情にくわしい河西邦剛弁護士に聞いた。
歌舞伎町ホストクラブ、売掛金問題受けて「業界団体」立ち上げへ
女性に高額な売掛(借金)を負わせる「悪質ホスト問題」の広がりを受けて、新宿・歌舞伎町のホストクラブが、来年4月をめどに業界団体を正式に立ち上げることになった。歌舞伎町にある約300軒のうち、現時点で9割超が参加する見通しだ。(ジャーナリスト・富岡悠希)
12月13日午後、新宿区とホストクラブとの連絡会が同区役所で開かれた。終了後、吉住健一区長とホストクラブ代表者らが、そろって報道陣に報告した。
ホストクラブ側からは、最大手グループを運営する巻田隆之・最高執行責任者(COO)が発言。業界団体の立ち上げ時期について、「売掛金をなくす来年4月をめどにしたい」と明らかにした。
巻田氏によると、業界団体の立ち上げまでの間は、ホストクラブの代表者ら数人が幹事団を作り、連絡・調整役を担う。幹事団の代表となる幹事長は、巻田氏がつとめる。
また、業界団体の代表には「歌舞伎町ホストクラブ協力会」会長の北条雄一氏が就任するという。業界団体には、歌舞伎町に店を構えるホストクラブの19グループが参加する見込み。
吉住区長とホストクラブ代表は今月5日にも記者会見を開いている。その際、歌舞伎町のホストクラブが地域全体で来年4月以降、売掛をなくすことや、「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)との関係を断絶する方針を示していた。
さらに「20歳未満の入店禁止」も掲げられていたが、すでに日常的に来店している18歳、19歳の女性客がいることから、仕組みづくりの詳細は持ち越しとなっていた。
13日の記者会見で、巻田氏は「来年1月からは、新規の(20歳未満の)お客様の入店は禁止としたい」と新しい方針を表明。既存の20歳未満の客は、ホストクラブ以外の店に出入りして、トラブルになることなどを考慮して、継続して来店を認めるとした。
これら業界団体の自主ルールに関して、吉住区長は「想定よりも厳しいルールとなった」と一定の評価を示した。
一方、歌舞伎町を拠点に被害者の親らの支援にあたっている一般社団法人「青少年を守る父母の連絡協議会」(略称:青母連/せいぼれん)側にも12月12日、動きがあった。同日、玄秀盛代表が吉住区長に対して「ホストの売掛禁止条例化」を求める署名5019筆を提出した。
青母連は同日、X(旧ツイッター)で「今後は、内閣総理大臣宛の『ホストの売掛禁止の立法化』を求める署名に展開していきます」と投稿。詳細は、後日発表するとしている。
「多額の現金をお持ちのお客様、伝言がございます」北品川駅の張り紙「文面が天才」と話題
「こんな鉄道会社の掲示初めてみた。相当被害数あるんだろうなぁ」。京急電鉄の北品川駅に掲示された詐欺に関する張り紙が、「親切で素晴らしい」「文面が天才」とツイッター上で話題となっている。
「注意」と題した張り紙には、「多額の現金をお持ちで、息子さんやお孫さんと、北品川駅でお待ち合わせのお客さま!! 伝言がございますので、駅事務室へお越しいただき、駅係員にお声掛けください! 北品川駅長」と書かれている。
直接的に「詐欺」とは書かず「多額の現金をお持ち」「息子さんやお孫さんとお待ち合わせ」と書くことで、騙されているとは思っていない被害者にも呼びかける内容だ。ツイッターでは「これはいいアイデア」「伝言があると言われれば事務室に訪ねてくるだろう」といった称賛のコメントが寄せられている。
司法修習生の貸与制は「政策失敗の押し付け」、谷間世代が返済期日延長と是正策要望
司法修習生に対して一律月額13万5000円を支給する「給費制」が復活する以前の、「貸与制」だった「谷間世代」の第1回貸与金返済期日が7月25日に迫っていることを受けて、貸与制の新65期(2011年度に司法修習生採用)の弁護士らが7月4日、東京・霞が関の司法記者クラブで、返済期日の5年間延長と是正策を求める会見を開いた。71期から給費制が復活したことを踏まえて、「政策の失敗を押し付けられた感が拭えない」「感情的には社会貢献をしにくい」という率直な意見が聞かれた。
「酒に酔って覚えてない」は罪にどう影響する? 駐車場の機械を誤って操作、妻が死亡
東京都・世田谷区の女性(72)が2020年5月、立体駐車場に車を止めようとした際、動き出した機械に挟まれて死亡した事件で、警視庁は女性の夫(71)を重過失致死の疑いで書類送検する方針だと報じられた。
NHKなどの報道によると、女性が車を立体駐車場に入れた後すぐに、先に降車していた夫が立体駐車場の機械を操作。車を載せる台が動き出したため、女性が降車しようとしたところ、頭部を機械に挟まれてしまったという。
夫は、女性が車内にいたことを確認せずに機械を操作してしまったようだが、当時のことについて「酒に酔っていて覚えていない」と話しているという。
事件や事故が発生した際、加害者である本人が飲酒が原因で「覚えていない」と話すケースがしばしばある。「酔っていて覚えていない」という事情は、犯罪の成否などにどのような影響があるのだろうか。清水俊弁護士に聞いた。
減る残業、配属ガチャ廃止…選択肢の増えた「若手世代」は幸せか 働き方の「未来」を考える
ジョブ型人事制度の導入や、残業が少なく働きがいをアピールする「プラチナ企業」の登場、フリーランスの増加など、労働環境は大きく変わりつつある。学生や若手社員は選択肢が広がる中で、どのようにして自分に合った働き方を選べばいいのだろうか。労働法が専門で、新著「社会に出る前に知っておきたい 『働くこと』大全」(KADOKAWA)を上梓した早稲田大学法学学術院教授の水町勇一郎氏に聞いた。(ライター・有馬知子)
たかの友梨「謝罪文はファクスと郵送で送った」 労組の「当事者不在」批判に反論
エステサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する不二ビューティは10月6日、高野友梨社長の「圧迫発言」をめぐる謝罪に対して、労働組合側が「当事者不在のまま『謝罪』を強行されても、全く誠意が伝わらない」と批判していることについて、「謝罪文を送っている」とウェブサイト上で反論した。
残業代未払いを告発した仙台店の女性従業員に対して「会社つぶしてもいいの?」などと発言したことについて、高野社長は10月4日、仙台店で謝罪。不二ビューティは同日中に「従業員に向けて謝罪した」と公表した。しかし、「圧迫発言」を受けた従業員が所属する労働組合「エステ・ユニオン」は、「組合員が謝罪の場に出席していなかった」と指摘し、「不誠実な対応」だと批判した。
一方、不二ビューティは「補足説明」として、10月6日のプレスリリースを発表。それによると、高野社長が仙台店で4日に謝罪した後、同社は謝罪文をファクスと郵送で「エステ・ユニオン」の事務所に送ったのだという。また、「圧迫発言」を受けた従業員が不在のまま、謝罪の場を設けたことについては、「圧迫発言」が行われた食事会の場にはほかの従業員たちも出席していたことから、「高野が仙台店に赴いて謝罪をする必要と理由はあった」としている。
このような不二ビューティの主張について、エステ・ユニオン執行役員の青木耕太郎さんは、弁護士ドットコムの取材に対して、「たしかにファクスと郵便は送られてきたが、これまで事実関係の確認や本人の名誉回復のために『話し合いをしてほしい』と求めてきたのに、それには応じてもらえていない。それなのに突然『謝罪』と言われても、言葉通り受け止められない」とコメントした。
不二ビューティが10月6日に公表した説明文は以下の通り。
「最低な嫁」「家事をさぼってる」嘘の悪口いいふらすモラハラ夫&義母が苦痛…離婚理由になる?
「出産なんて誰でもやれる」。夫からそんな言葉をかけられた女性から、弁護士ドットコムに相談が寄せられています。
夫と2人の乳幼児と暮らしているという女性。1人目を妊娠した時には「出産なんてみんなしてるんだから平気平気」と言われ、出産後に子どもが夜泣きすると「うるさい」といって、家を何回も追い出されたそうです。
女性によると、「2人目の妊娠中からモラハラがひどくなりました」とのこと。家事は2人で分担しようと決めたはずなのに、夫は義母にLINEで「家事を全部やらされている」と嘘をつき、義母は「最低な嫁」と非難していたそうです。たまたま覗き見てしまったそうですが、女性はショックを受け、落ち込んだといいます。
また、夫は家事をしなくなり、女性の負担が増えて、居眠り運転まで起こしてしまいました。女性は我慢の限界で、夫に別居したいと言ったところ、再び夫は義母にLINEで「嫁が家事をさぼってる」「昼寝してる」「夫を蔑ろにする」と「告げ口」したそうです。
夫と義母はさらに、女性の実家や友人にも嘘をばらまき、いかに最低な人間かを吹聴しているそうで、女性はすっかり疲れてしまい、離婚を考えているとのことでした。
夫と義母の「モラハラ」を理由に、女性は離婚できるでしょうか。離婚問題に詳しい林奈緒子弁護士に聞きました。
コンビニ駐車場、車放置の「汚客さま」も…「警察対応してくれない」店主の嘆き
駐車場の利用マナーの悪さにコンビニが頭を悩ませている。店内には客がいないのに、駐車場に置きっ放しの車があるなど、あたかも「無料のコインパーキング」のように使われているという。
京都府のローソンオーナーは11月、深夜の駐車場に長時間停まったままの車を見つけた。あとでビデオを確認したところ、ドライバーは若いカップルだったという。
「遅くに駐車場から出て行っていました。名古屋ナンバーだったので、紅葉を見に来ていたのかも。車を停めて、ご飯にでも行っていたんでしょうね」
その翌日にも置きっ放しの車があった。ビデオによると今度の持ち主は代行タクシーをともなって戻ってきたという。どこかで酒を飲んでいたということだ。
「警察を呼んだのですが、『私有地だから』と何もしてもらえませんでした。公道なら駐車違反なのに…。警察が動けないのを知ったうえで、(車の放置を)やっているんでしょうね」
法的には駐車代金相当(損害賠償)を請求できる余地はあるが、店と利用者の一対一のやりとりだと、相手から「逆ギレ」されたり、本部にクレームが入ったりする可能性もあって、あまり現実的ではない。
「オーナーの私がいるときならまだ良いですけど、クルー(店員)だけのときにはやらせられない」
妻との旅行中、女性浴場で盗撮…30代男性の苦しい言い訳 事件後、会社は倒産
3年間で14件の盗撮行為を行ったほか、特殊詐欺の受け子をしていた知人から3万円を受け取ったとして、迷惑防止条例違反と盗品等無償譲受罪に問われた30代の被告人男性に対し、大阪地裁は2023年6月、懲役1年の実刑判決を下した。
被告人の盗撮行為は、自身の生活圏内だけでなく、出張や旅行先など全国4都県で行われた。中には、内縁の妻との旅行中に犯行に及んだものもあった。(裁判ライター:普通)